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なまずお

Author:なまずお
富山県在住。
街道とその沿道の歴史風景が大好きで、休日には北陸各地の旧道を1日かけて20~30km前後歩いたりします。

そんな私が2010年より投資を始めました。インデックスファンドを中心に投資信託を地域・対象を分散して毎月一定額買い付ける積立投資を実践中です。大きくは儲からないかもしれないけど大きく損もしないかもしれない、そう思える方法でコツコツと続けていく長期投資のスタイルを選びました。

昔の旧街道(歴史の道)も資産形成(みらい街道)も、長く付き合い長く歩いていこうと思っています。
両方ともlongな道。ときにwrongに歩くかもしれませんがそんな姿を綴っていこうと思います。どうぞお付き合いください。
兄弟ブログ:『なまずの尾っぽ』
http://blogs.yahoo.co.jp/namazuoh

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スコットランド独立支持派が多数に

   sc100.gif

 個人的には注目している話題です。
とても興味あるテーマなので素人ながらにいろいろまとめてみました。
(以下かなり長文、注意)

 9月18日にイギリスからの独立を問う住民投票が行われるスコットランドで、直近の調査で初めて独立支持派が反対派の数を上回ったとのことです。

スコットランド:独立賛成51%に 英紙調査
 英国からの分離独立の是非を問うスコットランドの住民投票を18日に控え、英紙サンデー・タイムズは7日、最新の世論調査で独立賛成が51%に達し、初めて反対(49%)を上回ったと報じた。投票間近になって賛成派の勢いが急速に強まっており、最終盤にかけて論議が白熱しそうだ。

 -毎日新聞オンライン版 2014年09月07日 21時59分


 当初はあまり支持が集まらなかった独立賛成派ですが、じわじわと支持を集めいよいよ賛成派が反対派を上回ることになったようです。ただし同記事にもありますが、「『未定、投票に行かない』との回答を含めると、賛成派47%、反対45%となるため、終盤で中間派を取り込めるかがカギとなりそうだ」とのこと。



“イギリス”とスコットランド


   sc.gif

 イギリスは非常にユニークな形をとった国家です。
イギリスの正式名称は「グレートブリテンと北アイルランドの連合王国」で、そのグレートブリテンの中にイングランド・ウェールズ・スコットランドが含まれます。本来は民族的に異なる国が連合(合同、Union)という形で結びついた王国です。
特にイングランドとスコットランドは歴史的に衝突が多く、1707年に両国が「同君連合」という形で「合同」に至るまでには数えきれないほどの争いがありました。 今なおスコットランドに根強く存在するイングランドへの対抗意識はこうした歴史的背景によるものです。



 メル・ギブソン監督・主演の映画『ブレイブ・ハート』(1995年)では、13世紀末のスコットランドで独立のためにイングランド王国と闘った英雄ウィリアム・ウォレスを描いていますが、これは両国対立と提携の歴史のほんの一部でしかありません。
 
 ・映画のストーリー ・・・『ブレイブハート』(ウィキペディアより)

  

 そもそもイングランドとスコットランドは、民族・言語・宗教・司法制度などあらゆる部分で異なる歴史風土をもち今もその違いを相当程度保持しています。

イングランドスコットランド
民族 アングロサクソンゲーリック
(ケルト系)
宗教 英国国教会長老派
(カルヴァン派のプロテスタント)
言語 英語
(イングランド語)
ゲール語
(スコットランド語)

※現在スコットランドではゲール語はそれほど優勢な言語ではありませんし、民族的にもかなりイングランドからの流入が進んでいます。また地域内でもローランドと言われるイングランドに近い地域とハイランドといわれる奥地ではイングランド化の浸透度合いも違います。
※その一方でウェールズではかなりウェールズ語の復権が進んでいて、街中の標識などでも英語の上にウェールズ語が表記されていたりしますし、北西部を中心にウェールズ語をメインで話す地域も残っています。



不思議な自己規定?


 日本語の「イギリス」「イギリス人」という言葉は「English」が由来ですが、特別な意味を含めない限り普通は「イングランド」ではなく、連合王国全体を指すと思われます。英語では「Brithish」や「UK」を使ったほうが正確なのかもしれません。 そこには当然スコットランド、スコットランド人が含まれます。

 当のスコットランド人たちはというと、自分たちのことをスコットランド人であると同時にイギリス人であるという「二重のアイデンティティ」ともいうべき不思議な自己規定を行っているようです。
なかなか日本人には分からない感覚かもしれません。

 歴史的にこの「イギリス人意識」(Britishness)がどうスコットランド人に受け入れられ、スコットランド人意識と同居するに至ったか、ということを考えると面白いです。
 ちょっと古い本ですが、紹介します。

    

 この本の中で、スコットランドはイギリスが広大な植民地帝国を築いた時代において、造船や製造業などを通じて多くの“イギリスの”帝国主義活動を支えたことが触れられています。
 またスコットランドは海外で活躍する植民地官僚・軍人・学者・エンジニア・宣教師、など実に多彩な分野で多くの人物を輩出しました。
 こうしたことから植民地帝国の保有を通じて経済的な利益を得る機会を得たのと同時に、自分たちも世界帝国(大英帝国)の中心に位置する“イギリス”の構成員の一人で、世界の覇権国家の国民だという誇りと自覚をスコットランドの人々に浸透したはずで、イギリス帝国主義とイギリス人意識はセットだということになります。

じっさい二度の世界大戦を経て、“イギリス”帝国が崩壊過程に入るとともに現在の独立運動につながる潮流が活発化しだしますが、特に第二次大戦後に大半の英領植民地が独立したことと、現在のEU(欧州連合)の起源となるEEC(欧州経済共同体)の発足(1957年)・発展が同時期に進んでいることは、スコットランド人にとって連合王国の一員(=イギリス人)であり続ける意味を薄めたかもしれません。



…独立?どうなるのかな


 確かに“イギリス”はもはや世界の覇権国家ではありませんし、戦後「イギリス病」という長い停滞期を経験して今やその「大国意識」すら揺らいでいるのかもしれません。
 イギリス(連合王国)の一員ではなくとも、今はより大きな所属体であるEU(ヨーロッパ連合)があります。

スコットランドはイングランドとの紛争の歴史からフランスと結びつきが強かった時期もありました。
いまスコットランドは、海洋国家イギリスの一員ではなく大陸ヨーロッパの一員としてやっていく別れ道にいるのかもしれません。
(イギリスはEUに加盟していますが共同通貨ユーロを採用していない特殊な立場にあり、今後EUからの脱退を問うことになるとも言われています。)

私個人的にはスコットランド独立は難しいのではないかと思っています。
いろいろ理由はありますが、簡単に箇条書きにしてみます。
 
 ・通貨はどうすんの?

 ・経済的にやっていけるの?

 ・人口かなり減るんですけど?


などなど独立後の課題が言われており、イギリスから独立するメリットよりデメリットのほうが大きいように見えます。
通貨については、ポンドを引き続き使用したいがイギリス(連合王国)側がそれを許さないとか、
あるいはEUに加盟するならユーロが使えるとか、無事EUに加盟できるのか、などこれだけでもいろいろありそうです。

資源的には北海油田がありますが、“イギリス”として開発したものでありすんなりスコットランドに所有が移るとは思えません。

スコットランドの人口は510万人ほどだそうです。
イギリス全体では6200万人です。
かなり規模が小さくなってしまいます。

北欧では人口が小さい国が多いので参考までにみてみると、
スウェーデンが950万人、デンマーク560万人、ノルウェー510万人、フィンランドが500万人。
先に連合王国から独立したアイルランドは460万人です。
(以上 外務省データより)
ちなみに日本では福岡県が500万人ほど。

まあそれなりに同規模の国はあるみたいです。
(調べてみて驚いたのはベルギーもオランダも1000万人超えてる…)


ということで、実は歴史的にはすごく重要な局面に来ているのでしょうが、
久しぶりに世界地図が変わるような事態になるのか、元鞘に落ち着くのか(すでにブレア政権時代にスコットランドには独自議会が設置されています)、個人的にけっこう注目しています。

もしスコットランド独立!となると、ヨーロッパ経済・世界経済に何かしらのインパクトというか波乱があるのでしょうか。
そうなると、投資をしている身としても影響があるのでしょうか。。。。
まあこればかりは言っていても仕方ないことですが。



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